電子決済、アジア加速。中国お年玉、タイの屋台
アジアで売買や贈与に現金を用いない「キャッシレス」が進展している。中国では赤い紙で現金を包んで渡すのが習慣だった紅包(お年玉)のキャッスレス化が進んでいる。タイの屋台街や露店では、QRコードを用いたスマホ決済が可能な店舗が増えている。慢性的な渋滞が課題のインドネシアでは、自動車や二輪車の相乗りサービスが現金を介さず利用できるのが一般的だ。アジアの新興国でキャッシュレスの取引件数の平均伸び率は15~20年に30.9%と、世界平均(10.9%)を大幅に上回る見通しだ。アジアの新興国では政府主導で電子決済の後押しが進むのも特徴だ。税金を捕捉するのが容易になるのに加え、硬貨の製造コスト、回収などの管理コストを削減できる利点があるからだ。
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